【生理中に脱毛できない理由は?】
出典:https://reala-clinic.com/column/column-2511/
生理中は些細なことでもトラブルが起こりやすいことから、脱毛エステやサロンに限らずクリニックでも施術をお断りすることもあるようです。
その理由の多くは、女性ホルモンに関係しています。
女性なら“生理が女性ホルモンの分泌によって起こる”ことは知っていますよね。生理は主に「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」のバランスによってコントロールされています。
女性ホルモンの分泌は生理周期のコントロール以外にも身体の機能を調整する働きも。肌や毛にも変化が起こっていつもと違う状態になるので、脱毛施術ができなくなるのです。
生理中は皮膚がデリケートになる
女性ホルモンのバランスが急激に変わることで、身体の機能は不安定になりがち。当然、肌も同じです。
肌にはバリア機能があり、適度な皮脂の分泌でバリアが維持されています。この皮脂の分泌量をコントロールしているのがホルモンのバランス。
生理でホルモンの分泌量が乱れると、皮脂の分泌がうまくいかずにバリアが正常に機能しなくなります。すると肌は乾燥していき、いつもよりデリケートな状態に。
ニキビや肌荒れなどの肌トラブルを引き起こすことも珍しくありません。
普段から使っている化粧水でも、生理中はヒリヒリした感じがするのは肌のバリアが機能していないためです。
脱毛施術は簡単に言えば熱刺激です。エステや脱毛サロンでのように熱量が弱い施術でも、生理中の肌にはかなりの負担になります。
毛周期が不安定になる
生理になるとホルモンバランスがくずれて「毛周期」という毛の生え変わりの周期にも影響を与えます。
注意しておきたいのは、ホルモンで毛周期に変化があらわれるのは体毛全てではなく、ワキやデリケートゾーンのVIOといった思春期の第二次性徴で生えてくる限られた毛(性毛)です。
脱毛は毛周期に合わせて行うことで力を発揮するため、生え変わる周期が一定でないと効率よく脱毛できません。ホルモンの分泌によって毛周期が変わる場合も同じように、うまく脱毛ができないことがあります。
血液の付着
医療脱毛を専門に行うクリニックでも、生理中はお断りするケースとして多いのがVIO脱毛です。
女性ホルモンには関係ない理由ですが、生理中のVIO脱毛は経血が施術室や脱毛機に付いてしまう可能性が高くなります。
血液は感染症の原因のひとつ。医療機関としてはできるだけ接触しないように配慮していく必要があります。
経血が少ないとしても、クリニックでも“生理中はVIO脱毛ができない”ことを知っておきましょう。
【生理中の脱毛リスクはストレスの根源】
生理になると脱毛ができないのは、身体の機能にも変化があらわれるからですが、実際に生理中に脱毛施術を受けるとどんなリスクが降りかかることがあるのか知っておきましょう。
リスクを知らずに脱毛すると、ストレスだらけの脱毛ライフに突入ですよ。
刺激感が強いと痛みになる
生理中は肌が敏感になることから、脱毛の熱刺激そのものを強く感じてしまいます。
いつも受けている脱毛施術でも、生理中だとさらに刺激が強く感じてビックリするかもしれません。
誰だって痛みは少ない方がいいはず……。
特に皮膚の薄「顔」や粘膜に近い「VIO」は痛みとして刺激を感じやすいパーツです。生理中の脱毛施術ならデリケートなパーツは避けるのが基本です。
やけど、ニキビなどの肌トラブルに発展
皮膚のバリア機能が低下している生理中は、普段なら何ともない刺激でも大きなダメージを与えてしまうことも考えられます。
施術によってヤケドを起こす危険性も高くなるので、わざわざ肌に負担をかけることはオススメできません。
免疫機能も低下していることから、感染を起こしやすく「毛包炎(もうほうえん)」や「ニキビ」 に発展することも。
生理中の肌トラブルは治りにくく見た目にも影響するので、精神的なダメージがかかってストレスになってしまいます。
脱毛スケジュールが延びる
もし肌トラブルが起こってしまうと、状態が落ち着くまでは施術を控えなければなりません。スケジュールが予定通りにいかないと、結果的に脱毛完了まで長くかかってしまうはずです。
ワキやVIOは毛周期のズレから効率的な脱毛ができない可能性が高く、1回毎に期待している脱毛ができないかもしれませんよね。効率が落ちると、予定していた脱毛回数よりも多く施術することになります。
脱毛期間が長くなると、イベントに向けてゴールから逆算して脱毛を計画している人は困ります。